ボクが地球に来た頃のこと。ちょっこりお話するぴょこん。
ボクが地球に来た頃、地球はインターネットもない時代だったぴょん。写真もフィルムを現像していたぴょん。その日は天候が悪く、ボクが乗っていたUFOはコントロール不能になったぴょん。故障して、とある空き地の草むらに不時着したのぴょん。

真っ暗な夜、土砂降りの雨の中、何もわからずよたよたと空き地をさまよっていたぴょん。慌てたボクは、隅っこの溝に落ちてしまったぴょんわ。半分水に浸かったまま雨もしのげなくなったぴょん。ずぶ濡れのまま、何も出来ずに縮こまって震えていたぴょん。

意識が遠のいていく中、人影が近づいてきたぴょん。びっくりしたけど、ボクの体はもう少しも動かなくなっていたぴょん。最初に出会った人類。こちら覗きこむ傘をさした少年。「うっわ!ネズミ‥?」そうつぶやいて、彼はしゃがんでこっちをしばらく観察していたぴょん。
ビンキージャンプ
少年は恐る恐るボクを両手ですくい上げて、何処かへ運んでいったのぴょん。ボクをどこへ連れて行くのぴょんかー!?

温かい風が顔にあたって、ボクは気がついたぴょん。そこはふかふかのタオルの中。どうやらここは、少年が住むお部屋、ワンルームマンション。その少年は、ドライヤーでボクの体を乾かしてくれたのぴょんわ。ボクは少しずつぞもぞと体を動かせるようになったぴょん。少年は、牛乳を買ってきたり、草を取ってきたりしてくれたぴょんが、口が動かなくて食べられなかったぴょん。
ビンキージャンプ
翌朝、少年は人参を口元へくれたぴょんわ。ボクはここぞとばかりに美味しくポリポリ頂いたのぴょん!ボクはじゅうたんの上を恐る恐る歩いてみたぴょん。ここが、ボクの最初のすみかぴょんね。少年との暮らしがこうして始まったのぴょん。

少年はいつも新鮮なお野菜を買ってきてくれたぴょん。ボクは少年の買い出しの帰りを待ちわびて、戻ってきたら一目散にお出迎えしたぴょん。でも一度、夜中にお腹をすかせていた時、少年はどこかに出かけて行って、パックに入ったコンビニサラダを買ってきて、ボクの鼻先に置いたぴょん。でも、なんだか変だったから食べられなかったぴょん。ごめんぴょん。少年は、色んなペットの飼い方の本を読んだり、人に聞いたりして調べていたぴょんわ。
ビンキージャンプ
少年は、どこへお出かけするにもいつもボクを一緒に連れて行ったぴょん。学校の授業は、ボクも一緒に寝てて聴いていなかったぴょんが。演劇を観に行ったときは音がうるさかったぴょん。少年のお友達とも、いっぱい遊んで仲良しになったぴょんわ。そのうち、みんながボクの名前を呼んでくれるようになってからは、外で自由に離してくれたぴょんわ。でも怖いから、いつも少年にくっついたり、足の上か肩の上によじ登って丸くなっていたのぴょん。少年はどうやら、ボクを独りにしたら死んでしまうと思っていたぴょんね。
ビンキージャンプ
少年がいつも遊んでくれるから、ボクは嬉しくなって、しょっちゅうひねりジャンプをしてた。地球で言う「ビンキージャンプ」ぴょんね。でもね、ボクがビンキージャンプをしてると、決まって少年は心配そうにするぴょんわ。人参をくれたり、いつも色んなものを買ってきてくれたり、撫で撫でして‥。ボクが、おかしくなっちゃったんじゃないかって、心配してる?ボクは言葉が喋れないから、余計に一生懸命ジャンプして伝えようとしてたぴょん。ビンキージャンプ
ボクは旅に出ることにしたぴょん。少年が泣いていたのは、ボクに言葉がなかったからぴょん?ボクは、地球のこと、みんなのことを知って、みんなとおともだちになって、楽しいよ、悲しいよって分かり合えるようにならなきゃいけないぴょん。

ビンキージャンプ

インターネットが無かった頃。ひねりジャンプの意味を、結局少年は知ることは無かったぴょん。あれから随分時間が経って、少しずつその意味がみんなに伝わってきたみたいぴょん。
少年には、伝わったぴょん?
今頃、どうしてるだろう。ボクは頑張っていつか、、、、。

オリジナル曲「ビンキージャンプ」


イラスト:@m31tomoco
兎の意思表示
地球のうさぎさんは、猫や犬と違い、殆ど鳴くことができません。全く喋らない兎もいますぴょん。特にうさぎさんは、天敵から身を守るために、不調を隠す習性があると言われていますぴょん。飼い主がよく観察して 、うさぎさんの状態、気持ちを一生懸命読み取ってあげましょうぴょん。

例えば、声が出なくても、ひねりジャンプをしたときは、うさぎさんが楽しい時。 後ろ足で床を叩くときは、飼い主を呼ぶ時か、イライラしてる時ぴょんね。

うさぎさんと、いっぱい仲良しになって、ずっと一緒にハッピーに暮らしたいぴょんね。